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LINEビューティープラスとは|料金・機能・提供時期を公式情報で整理

LINEヤフーが発表した美容室向けパッケージ「LINEビューティープラス」。公表されている料金・機能・提供時期だけを使って整理し、判断の分かれ目になる「外部予約サイト連携」まで解説します。

編集 山本 最終更新 読了 約14分
LINEビューティープラスとは|料金・機能・提供時期を公式情報で整理

2026年2月、LINEヤフー株式会社が美容室向けの新しいパッケージ「LINEビューティープラス」を発表しました。LINE公式アカウントに「Beautyオプション」を組み合わせ、予約・カウンセリング・カルテ・メッセージ配信をLINEの中でまとめて扱えるようにするものです。提供開始は2026年6月(予定)、申込受付は2026年夏頃と発表されていました。2026年10月2日時点の公式ページでは、申し込みの受付と料金のキャンペーンが案内されています。

「LINEで予約を受けたい」と考えてきたサロン様にとって、LINEの提供元そのものがサービスを出すというのは大きな出来事です。一方で、いま出ている情報だけでは判断しづらい部分もあります。この記事では、公式に公表されている内容だけを使って、料金・機能・提供時期を整理します。推測や伝聞は書きません。数字はすべて出典を付けています。

なお、この記事は美容サロン向けのLINE連携サービス「LIKE」を提供している当社が書いています。競合にあたるサービスですので、そのつもりでお読みください。公平を期すため、当社より優れている点も、当社が有利な点も、どちらも書きます。

比較の前提
美容室の予約手段は、サロン検索・予約サイト経由が 42.6% で最多。LINE経由は 7.0%(2022年5.9%からほぼ横ばい)です(リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2026年上期【美容室編】」)。

どのサービスを選ぶ場合も、予約の主経路はいまもポータルという前提から設計してください。

1. LINEビューティープラスとは何か

LINEヤフーが2026年2月12日に発表した、飲食・理美容業界向けの業種特化パッケージのうち、ヘアサロン向けにあたるものです。同時に飲食店向けの「LINEレストランプラス」も発表されています。

公式発表では、次のように説明されています。

  • LINE公式アカウントと、新設される「Beautyオプション」を組み合わせたパッケージ
  • 予約管理、カウンセリング、カルテ管理、LINE公式アカウントの配信機能を一体で提供
  • 対象業種は、2026年10月2日時点の公式ページで「美容院・ヘアサロン、理容店でご利用いただけます。その他業種についてはアップデートをお待ちください」とされています

ポイントは、これが「LINE公式アカウントの機能拡張」として提供される点です。別のサービスを新しく契約してLINEとつなぐのではなく、LINE公式アカウントの側にサロン向けの機能が足される、という形になります。

2. 料金(公式に公表されている金額)

公式サービスページに掲載されている金額は次のとおりです。

項目金額
初期サポート費用30,000円
月額費用(年契約)14,000円/月
月額費用(月契約)17,500円/月
複数スタッフ利用料(2名以上)11,000円/月

複数スタッフ利用料は、公式ページに「スタッフが2名より多い場合でも、料金は変わりません」と記載があり、2名以上であれば一律11,000円/月という扱いです。人数が増えるほど高くなる従量課金ではありません。

初期サポート費用には「初期設定代行、立ち上げ支援、導入にかかる費用が含まれます」とされています。年契約の場合は、契約時に1年分を一括でお支払いする形です。

いま案内されているキャンペーン

2026年10月2日時点の公式ページでは、次の2つのキャンペーンが案内されています。表示は「月額費用 最大72%OFF」です。

キャンペーン内容対象
月額費用の半額14,000円/月 → 7,000円/月年契約。リリース開始月〜2027年8月に契約した場合、利用開始月から1年分
複数スタッフ利用料の無料11,000円/月 → 0円契約の時期を問わず、リリース開始月〜2027年10月の期間

「最大72%」は、スタッフ2名以上のサロンで月額14,000円+複数スタッフ利用料11,000円=25,000円が、7,000円になる計算です。キャンペーンの適用には、申し込み時にキャンペーンコードの入力が必要とされています。

なお、以前は先行予約(2026年8月31日まで)向けに初期サポート費用30,000円の全額割引が案内されていましたが、先行予約の受付期間は終了しています。これから申し込む場合は、初期サポート費用がかかる前提で見積もってください。

見落としやすい点:LINE公式アカウント自体の費用

上の金額は、Beautyオプションの費用です。LINE公式アカウントのメッセージ配信には、別途プラン料金がかかります。

プラン月額固定費無料メッセージ通数追加メッセージ
コミュニケーション0円200通送信不可
ライト5,000円(税別)5,000通送信不可
スタンダード15,000円(税別)30,000通〜3円/通(税別)

お客様が500人いて月2回配信すれば2,000通、1,000人なら4,000通です。ライトプランの5,000通は、思ったより早く到達します。「配信でリピートを増やす」ことを目的にするなら、この費用も含めて見積もる必要があります。これはLINEビューティープラスに限らず、LINE公式アカウントを使うすべてのサービスに共通する話です。

なお、追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定されました。単価は配信数によって変わるため、公式の料金ページでご確認ください。

3. できること(公式記載の機能)

公式サービスページに挙げられている機能は次のとおりです。

  • 予約・リマインド:LINE上での予約、予約通知、自動リマインド
  • 顧客管理:カルテ管理、カウンセリングシート、写真登録、スタッフ間での共有
  • メッセージ配信:空席案内、絞り込み配信、自動配信
  • 外部予約サイト連携:かんざし連携のオプションで提供(かんざしとの別契約、最低3か月の継続利用が必要)
  • 外部POS連携:Squareターミナルとの連携。2027年春頃のリリース予定と記載されています

外部予約サイト連携が、いま検討するうえでいちばん重要な情報です。次の章で詳しく扱います。

4. 判断の分かれ目は「外部予約サイト連携」

美容室の予約の実態を、一次データで確認しておきます。

予約手段割合
ネット予約(合計)58.1%
└ 掲載媒体の予約サイト・アプリ42.6%
└ サロンのホームページ7.0%
└ LINE7.0%
電話19.5%
店頭で予約(来店時の次回予約)11.9%
予約していない16.5%

出典:株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2026年上期 美容室編」(調査期間 2026年1月21日〜2月12日/全国・人口20万人以上の都市に居住する15〜69歳/男女各6,600サンプル。掲載値は女性・美容室利用者 n=5,118)

掲載媒体の予約サイトが42.6%を占めています。つまり多くのサロンでは、LINE予約を始めたあとも、媒体からの予約が主流のまま残ります。

このとき問題になるのが、予約台帳です。媒体から入った予約は媒体の予約台帳に入り、LINEから入った予約は別の場所に入る。この2つが自動でつながっていないと、空き枠を2か所で見比べる運用になります。ダブルブッキングは、たいていこの隙間で起きます。

LINEビューティープラスの外部予約サイト連携は、かんざし連携のオプションとして提供されています。かんざしはパシフィックポーター株式会社のサービスで、公式ページには「かんざしとの契約手続きが別途必要」「最低3か月間の継続利用が必要」と明記されています。連携できる予約サイトとしては、HOT PEPPER Beauty、Rakuten BEAUTY、minimo、OZmall などが挙げられています(2026年10月2日確認)。したがって、

  • 媒体をほとんど使っていないサロン様(自店の常連中心、または媒体を外している)→ かんざしは要らず、Beautyオプションだけで完結しやすい
  • 媒体からの予約が多いサロン様 → 台帳を1つにするには、かんざしの費用と最低契約期間も含めて見積もる必要がある

という分かれ方になります。ご自身のサロンがどちらかは、媒体経由の予約が全体の何割かを数えれば判断できます。

5. 費用の比較(LIKEとの違い)

当社のLIKEと比べた場合の金額を、公表されている数字だけで並べます。スタッフ2名以上のサロン様が、2026年11月に年契約で始める場合を想定します(2026年10月2日時点の公式ページの金額。LINEビューティープラスの金額は税別)。

LINEビューティープラスLIKE
初期費用30,000円0円
月額14,000円(年契約)/キャンペーン適用時は1年目7,000円10,000円
スタッフ2名以上の追加11,000円/月(2027年10月までは無料)なし
契約年契約は1年分を一括払い縛りなし
外部予約サイト連携かんざし経由(かんざしとの別契約・最低3か月)サロンボードと直接連携(追加契約不要)。かんざし・ビューティーメリット経由にも対応

年額にすると、次のようになります(いずれもLINE公式アカウントのプラン料金は別。媒体と連携する場合のかんざしの費用も別)。

1年目2年目以降(年額)
LINEビューティープラス114,000円(初期30,000円+7,000円×12か月)300,000円((14,000円+11,000円)×12か月)
LIKE120,000円120,000円

1年目はほぼ同じ水準で、2年目以降はLIKEのほうが安いという形です。1年目の割引が大きいぶん、2年目の金額差が開きます。契約の前に、2年目以降の金額でも成り立つかをご確認いただくのがよいと思います。スタッフが1名のサロン様では複数スタッフ利用料がかからないため、2年目以降は年168,000円になります。

6. どちらが向いているか

数字だけでは決まらない部分を整理します。

LINEビューティープラスが向いていると考えられるサロン様

  • 掲載媒体をほとんど使っておらず、予約台帳が分かれる問題が起きにくい
  • LINE公式アカウントの提供元から直接受けたい(連携の仕組みを挟みたくない)
  • まず1年、小さく試してみたい(初年度の割引が効く)

別の選択肢も検討したほうがよいサロン様

  • 媒体からの予約が多く、予約台帳を1つにまとめたい
  • 2年目以降のランニングコストを先に確定させておきたい
  • 美容院・ヘアサロン・理容店以外(ネイル・アイラッシュ・エステなど)。2026年10月2日時点では対象外です

なお当社のLIKEは、サロンボード(ホットペッパービューティー)との連携を前提にしたサービスです。サロンボードをお使いでないサロン様には、この連携の利点がありません。その場合は、LINEビューティープラスを含めて他の選択肢をご検討いただくほうが、結果としてご満足いただけると思います。

7. いま確認しておくとよいこと

申し込む前に、サロン側で先に確認できることがあります。

  1. 媒体経由の予約が全体の何割かを数える。直近3か月の予約を、媒体・電話・その他で分けるだけで構いません。ここが判断の土台になります。
  2. LINE公式アカウントの友だち数と、月に何通配信するかを出す。プラン料金がここで決まります。
  3. スタッフの人数を確認する。2名以上かどうかで月額が変わります。
  4. キャンペーンの条件を確認する。月額の半額は年契約が条件で、年契約は1年分を一括で支払う形です。
  5. 媒体の予約を同じ台帳に入れたい場合は、かんざしの費用と最低契約期間(3か月)を、申し込み前にかんざしの提供元へ確認してください。ここが決まらないまま契約すると、台帳の運用が決まりません。

よくある質問

Q1. LINEビューティープラスはいつから使えますか。 A. 公式発表では提供開始は2026年6月(予定)、申込受付は2026年夏頃とされていました。2026年10月2日時点の公式ページでは、申し込みの受付が案内されています。最新の状況は公式ページでご確認ください。

Q2. ヘアサロン以外でも使えますか。 A. 2026年10月2日時点の公式ページでは、美容院・ヘアサロン、理容店で利用できるとされています。その他の業種は「アップデートをお待ちください」とされているため、ネイル・アイラッシュ・エステなどのサロン様は、対象になる時期をご確認ください。

Q3. 月額14,000円のほかに費用はかかりますか。 A. 初期サポート費用30,000円、スタッフ2名以上の場合の複数スタッフ利用料11,000円/月(2027年10月までは無料)が公表されています。加えて、LINE公式アカウントのメッセージ配信プラン(ライト5,000円/スタンダード15,000円など、いずれも税別)が別途必要です。ホットペッパービューティーなどの媒体と連携する場合は、かんざしの費用も別にかかります。

Q4. ホットペッパービューティーから入った予約は、LINEビューティープラスの予約台帳に入りますか。 A. かんざし連携のオプションを使えば入ります。かんざしとの契約が別に必要で、最低3か月の継続利用が条件と公式ページに記載されています(2026年10月2日確認)。

Q5. 割引はいつまでですか。 A. 2026年10月2日時点では、月額費用の半額が「リリース開始月〜2027年8月に年契約した場合、利用開始月から1年分」、複数スタッフ利用料の無料が「リリース開始月〜2027年10月の期間」とされています。先行予約向けの初期サポート費用の全額割引は、先行予約の受付(2026年8月31日まで)が終了しています。条件は変更されることがあるため、公式ページでご確認ください。

Q6. LINEヤフーが出すなら、他のLINE予約サービスは不要になりますか。 A. 一概にはいえません。判断の分かれ目は、掲載媒体の予約台帳とどうつなぐかです。媒体からの予約が多いサロン様では、かんざしの費用と契約条件まで含めて比べる必要があります。逆に媒体をあまり使っていないサロン様であれば、提供元から直接受けられる利点は大きいと思います。

まとめ

  • LINEビューティープラスは、LINE公式アカウントにサロン向け機能を足すパッケージ。対象は美容院・ヘアサロン・理容店(2026年10月2日時点)
  • 費用は初期30,000円+月14,000円(年契約)、スタッフ2名以上で+11,000円/月(いずれも税別)。年契約の月額半額と、2027年10月までの複数スタッフ利用料無料のキャンペーンあり
  • LINE公式アカウントのメッセージ配信プラン料金は別途必要
  • 判断の分かれ目は「外部予約サイト連携」。かんざし連携のオプションで提供されているが、かんざしとの別契約(最低3か月)が必要。媒体からの予約が多いサロン様は、その費用まで含めて比べるのが安全

美容室の予約手段は、いまも掲載媒体が42.6%を占めています。LINE予約は7.0%です。この差は「お客様がLINEを嫌がっている」からではなく、受けられる状態になっているサロンがまだ少ないからだと考えています。どのサービスを選ぶにせよ、媒体で獲得したお客様を、二回目以降は自店の窓口へ移すという設計そのものは、これから多くのサロン様に必要になるはずです。


この記事について

当社は美容サロン向けのLINE連携サービス「LIKE」を提供しており、LINEビューティープラスは競合にあたります。そのうえで、記載した金額・機能・時期はすべてLINEヤフー株式会社の公式発表および公式サービスページに基づいており、当社の推測は含めていません。仕様や料金は変更される場合がありますので、お申し込みの前に必ず公式情報をご確認ください。

出典

  • LINEヤフー株式会社 プレスリリース「飲食・理美容業界特化のパッケージサービス『LINEレストランプラス』『LINEビューティープラス』を2026年6月(予定)より提供開始」(2026年2月12日)
  • LINEヤフー株式会社「LINEビューティープラス」公式サービスページ(2026年10月2日確認)
  • LINEヤフー株式会社「LINE公式アカウント 料金プラン」(2026年10月2日確認)
  • 株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2026年上期 美容室編」(2026年6月25日発表)

なお、掲載媒体側の費用構造(プラン別の料金差)についてはホットペッパービューティーの掲載プランにまとめています。

▶ サロン専用アプリという選択肢そのものの是非は、美容室に自社アプリは必要かにまとめています。

verified出典・参考

制度の内容は改定されることがあります。手続きの詳細・期限・手数料は所轄の窓口で最新の情報をご確認ください。 当編集部の考え方は編集方針に記載しています。

この記事について

LIKE編集部(株式会社SALON CONCIERGE)が執筆しています。 美容サロン向けにLINE連携の予約・顧客管理サービス「LIKE」を開発・運用しており、 サロンボードとの連携や予約の自動化を、実際にサロン様の現場で導入・運用してきた経験にもとづいて書いています。

構成は編集部で組み、下書きの作成には文章生成AIを利用しています。 数値と制度の記述は一次情報にあたって確認し、編集担当(山本)が内容を確認してから公開しています。

発行 — 株式会社SALON CONCIERGE(2018年2月13日設立) 発行責任者 — 代表取締役 久保 佑太 所在地 — 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-34-15 新宿エステートビル9F-A

記事の内容は掲載時点の情報です。仕様や料金は各サービスの公式情報をあわせてご確認ください。 何を根拠に書き、どの分野は専門家にご確認いただきたいかは編集方針に記載しています。 運営会社について お問い合わせ

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